看護師による健康革命!~すべての人の自分らしさのために~

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薬のシートから薬を取り出すというのは

PTPシートから内服分の薬をプチプチと取り出す方法についてです。

PTPのシートというのは
 medicine_supplements_jpg-043
こんな画像のようなものです。

朝昼晩1錠ずつであれば、
ここから1錠ずつぷちっと出して内服します。

このシートって
子どもや認知症の方がシートのまま飲んでしまうなんてことも
あり改良を求められているところなんですね。
今回は課題点はこの点ではないので、
また、今度まとめます。

話は戻して、
内服の処方といっても
最近日本では一包化といって
飲む時間によっていろいろな薬を一つの袋にまとめて
入れてくれるサービス(といってもお金をとりますが)が
ありますので、シート自体で処方される機会も減っている
ように思いますが、どうなんでしょうか?

個人病院、クリニックなどでは使う薬も限られているので
院内処方で薬を出す場合があります。
このときは、大体一包化されていなくて
PTPシートでの処方になります。

先日、知人にPTPシートから
薬を簡単に取り出せるような製品を知りませんかと
尋ねられたので、簡単に取り出せるものを
探してみました。



 
これは、穴あけパンチのようなパーツがついた箱。
発想は完全に穴あけパンチだと思います。
これで、上のナミナミしたところに親指をあてて、
ぐっと握ると、ナミナミの下に円柱がついているので
それで押し出される仕組みです。

もちろん、カプセル錠も対応が可能なように下の写真のような穴に
なっています。どちらの向きにしてもOKです。 
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押し出された薬は下の箱に入るという仕組みですね!
このぐらいのサイズであれば、
持ち運びも問題なさそうです。
ただ、これは実質親指の力で開けるものなので
力が弱くなってしまったり、巧緻性(器用さ)が落ちてしまった
方にはあまり向かないように思いますね。


次に紹介するものは、
巧緻性が落ちてしまっても、ぐっと押すだけで薬が取り出せるという製品です。
 

先ほどとは違い、
押して出すタイプなので、指先がうまく使えなくても
押し付ける力さえあれば、PTPシートから薬を取り出すことができます。
巧緻性が落ちた方を想定しているからか、下のボックス状になっている
ところをみると、左側が開放されたような作りになっています。

指先で引き出しをあけるような作りにすると
開けられないということを想定してのことなのでしょうか。

より巧緻性が落ち、指に力が入らない方向きと考えていいと思います。

デメリットは
先ほどのものよりサイズが大きくなってしまうので
持ち運びに不便です。

あらかじめ内服を取り出しておいてから
持ち歩くというのがいいでしょう。




この製品はシートがあちこちいかないように
シートのふくらみの場所で固定できるようになっていますので
今まで紹介してきた製品では
押したときに滑る可能性もありましたが、
これでしたらそれも限りなく少ないです。
しかも、カプセルのはじに対して力を入れるので、
より取り出しやすいようになっています。

安定していて、力を最小にすることができます。
押し出した薬は下のオレンジ色のボックスに
落ちますので、まとめて出しておいて、
内服するこも可能ですね。

あとは、これも今までの中で
一番サイズが大きいです。

テーブルの上でいつも使うものと
いった感じですね。

PTPシートの良い点は保存性だけでなく
薬の変性を防ぐために遮光しているものも
ありますので、開けてしまうことで内服に適さないものもあります。

シートを小切りにすると
なおのことシートが滑って取り出しにくくなりますので、
持ち運びやすく、取り出しやすい商品が必要ですね。

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飲み薬をうっかり飲み忘れるなんてことはよくあります。

あってはいけないのだけど、
あるんです。


これは、
誰でも一度は経験したことはあることだと
思います。

何も認知的な問題を抱えているからというわけでもなく、
ふつうにうっかりで飲み忘れます。

認知的な問題の場合
飲み薬を飲むことを忘れるというより

飲み薬を飲むというもっと前
飲み薬を処方されていることも忘れています。

だから、うっかりではないんです。
記憶にないのですから。


あっ、飲まなきゃいけなかったのにと
思っている段階ではうっかりです。

えっ、飲まないといけないの?
とリアクションとってしまうようでしたら認知症です。


看護師をしていると
配薬して、内服の確認をしてというのは
毎日の業務となっています。

少しでも、自宅に帰ったあとに
家族やサービスを利用して、自立して生活できることを
望んでいますので、そこのいろいろと工夫をしていきます。

  こんな感じで朝・昼・晩・眠前の薬を
事前に分けておいて、時間になったら飲むものが分かるし、
何よりも、飲んでいないことがよくわかるというのが
大きなポイントです。

本人が飲む薬が分かりやすく、
薬を管理している人が、いつ飲んでいないかを
把握できるというものです。
ただし、昼の薬を夜に飲んだりしていないことが
条件ですけどね。



そして、ちょっとした旅行にももっていけるように
セットしたものを折りたたんで持ち運びができるものです。




さらにはこんな感じで、ピルケースにタイマーを付けて、
内服の時間になったら音がなるものまであります。
これで、内服できるれば、御の字ですね!


こんな感じで、卓上カレンダーに粘着シートを取り付け、
薬を貼って置いておくというものですね。

骨粗しょう症の薬とか、飲む回数がまちまちのもので
あれば効果はあると思います。

また、これのいいところは、軽くその時の症状なども
書いていけるので、自覚症状の記録が一緒に
できますね!

ただ、タイトルにもあるように、
1日1回程度しか難しい商品ですので
なかなか普及に至るのは難しいのが現状ですね。

と思ったらちゃんと1日4回のものもありました。

ただ、行数が多くなるので
1枚で2週間分というレイアウトになっています。






こういう、箱型もあります。
どういう方法で行うと管理しやすいのか考えて作っていますね。

大体、こんな感じですね。

箱型、カレンダー型、卓上型という感じでわかれています。
だいぶ前からですが、日本では飲み忘れ防止に
一包化が進んでいます。

ふつう薬はPTPシートといって一つのケースや袋に一つしかはいっていません。
( ↓ PTPシート )


それを、いろいろな薬をまとめて一つにすることで
飲み忘れを予防しています。
海外とかでは、このシートのまま処方されます。
しかも、日数に合わせてとかではなくて
箱ごと買います。日本は親切です。

ここで、一つひらめきました!!

もし、一包化の段階で
カレンダーが作れたらわかりやすいんじゃないかな?!

どうですか?
新しい一包化の方法を進めてみませんか!!





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きょうは体に効きやすい時間についてご紹介します。


病気の発作が出やすかったり、悪化しやすい時間帯に合わせて

治療する研究が進んでいます。

 薬の効果が高まり、副作用は最小限に抑えられることから

特徴的な疾患については以下のとおりです。


  • 脳出 ⇒ 午後5時頃
  • 高脂血症 ⇒寝る前
  • 脳梗塞 ⇒ 就寝前
  • がん ⇒ 夜中
  • 胃潰瘍 ⇒就寝前、牛乳を一緒に飲むと胃酸の出過ぎを中和させる。

まだまだ、時間との関係はありますので、どんどん紹介しますね!

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